AS400 / IBM iで締め後のデータを修正する時は、技術的に更新できるかではなく、業務上直してよいかを確認します。請求締め、在庫締め、会計連携後の修正は、後続処理を崩す可能性があります。
修正前に承認すること
| 確認 | 見る理由 |
|---|---|
| 締め状態 | 締め前、締め中、締め後で対応が変わる |
| 請求影響 | 請求書、PDF、再締め、得意先連絡を確認する |
| 在庫影響 | 出荷、返品、棚卸、在庫調整と整合するかを見る |
| 会計連携 | 仕訳や外部システム連携後かを確認する |
| 戻し手順 | 更新後に戻せるか、証跡を残せるかを確認する |
SQLで直す前に止まる
締め後データをSQLで直すと、画面上は合っても、締め履歴、連携済みデータ、帳票、監査証跡が合わなくなることがあります。作業者、承認者、対象件数、更新前後の値、戻し手順を残してから進めます。
締めトラブルの初動は、AS400締め処理トラブルの現場ランブックも確認してください。
ここまでの要点
AS400の締め後データ修正では、請求、在庫、会計連携、再締め、戻し手順を確認します。技術的に直せることと、業務上直してよいことは別です。
締め後修正は、SQLの前に業務影響と戻し方を決める
請求締め、在庫締め、会計連携後のデータ修正は、単に対象レコードを直せば終わる作業ではありません。請求書、売上、在庫、EDI、会計仕訳、取引先への連絡がすでに動いている場合、1項目だけ直しても後続処理との整合が崩れることがあります。SQLで更新する前に、どの業務へ影響するか、再締めが必要か、帳票や連携データを作り直すかを先に承認します。
ジャーナルが設定されているファイルであれば、DSPJRN で更新前後を確認し、更新前レコードを復元材料として使える場合があります。ただし、締め後修正では「データを戻せるか」だけでなく「戻した後にリランしてよいか」「相手先へ再送してよいか」「会計側の数字と合うか」まで確認します。現場で揉めるのは、技術的な更新方法よりも、誰が承認した修正なのかが曖昧な時です。
| 修正前に決めること | 確認する理由 | 関連ページ |
|---|---|---|
| UPDATE承認 | 対象ライブラリ・件数・WHERE条件を声に出して確認する | 本番SQL更新の承認フロー |
| 更新前データ | DSPJRNや退避ファイルで戻し材料を残す | AS400ジャーナル確認手順 |
| 復旧方針 | 戻す、作り直す、リランするのどれかを分ける | AS400データ復旧 |
| 請求差異 | 締め後修正が請求金額へ波及しないかを見る | 請求金額不一致の調べ方 |
締め後に1伝票を直す時の判断例
請求締め後に単価誤りが見つかった場合、対象行だけを直しても会計連携や請求書と不一致になる可能性があります。
| 確認点 | 確認内容 | 判断 |
|---|---|---|
| 影響確認 | 請求書、売掛、税計算、会計連携、再発行の状態を確認する | どこまで確定済みかを業務責任者が判断する |
| 変更承認 | 修正対象キー、修正前後値、実施SQLや画面操作をレビューする | 実施者と承認者を分ける |
| 事後照合 | 対象伝票と期間合計を再計算し外部連携結果も確認する | 1件の表示だけで正常と判断しない |
戻しが必要になった時に備え、修正前データ、更新件数、実行時刻、再計算結果を同じ記録に残します。締め処理の再実行可否は技術担当だけで決めません。
関連するAS400確認ルート
締め後データ修正は、請求、在庫、会計、相手先連携に影響します。修正の技術手順だけでなく、承認、証跡、再計算、戻し方をそろえてから実行します。
締め後修正は会計・在庫・請求を分ける
締め後のデータ修正は、対象レコードだけ見て判断すると危険です。請求締め、売掛、在庫、会計連携、帳票出力、外部送信のどこまで反映済みかを確認します。
| 確認対象 | 見る理由 |
|---|---|
| 請求 | 請求書や締め済み金額と矛盾しないか |
| 在庫 | 入出庫履歴や棚卸に影響しないか |
| 会計 | 仕訳連携済みか、再連携が必要か |
| 帳票 | 再発行や差し替えが必要か |