AS400 / IBM i の保守で「全体バックアップ」「GO SAVE」「オプション21」という言葉が出た時は、単に保存メニューを知っているだけでは不十分です。停止時間、対象範囲、媒体、復元テスト、PTF、外部接続、業務再開確認まで含めて考える必要があります。
この記事では、GO SAVE とオプション21を検討する前に確認したいことを、初心者にも分かる現場チェックリストとして整理します。実行手順そのものは、必ず社内手順書、IBM公式情報、保守会社の指示に従ってください。
GO SAVE・オプション21で最初に確認すること
| 確認項目 | 見る理由 | 関連ページ |
|---|---|---|
| 停止時間 | 業務停止、夜間バッチ、外部連携に影響するため | サブシステム停止・開始 |
| 保存対象 | システム、ライブラリ、IFS、設定、SAVFのどこまで守るかを決めるため | バックアップ確認チェックリスト |
| 媒体・世代 | 媒体不良、上書き、保管場所ミスを避けるため | BRMSとバックアップ運用 |
| 復元確認 | 保存できても戻せなければ意味がないため | 復元系コマンドの注意点 |
| PTF・IPL | 保守作業や再起動と関係するため | バージョン・PTF確認 |
全体バックアップ前に止めて考えること
GO SAVEやオプション21は、現場では「全部保存する作業」として扱われがちです。ただし、実際には実行タイミング、装置、媒体、運用状態、ジョブ状態、外部接続、利用者への告知がそろっていないと事故につながります。
- オンライン利用者が残っていないか
- 夜間バッチ、印刷、外部連携、FTP、ODBC/JDBCが動いていないか
- QSYSOPRに未対応メッセージやMSGWが残っていないか
- 媒体の空き、世代管理、保管場所、持ち出しルールが決まっているか
- 復元テストや復旧訓練の記録があるか
保存後に確認したいこと
バックアップは、開始できたことよりも、正常終了したこと、必要な範囲が保存されたこと、次に戻せる状態になっていることが重要です。保存後は、ジョブログ、QSYSOPR、DSPLOG/QHST、媒体管理、保管記録を確認します。
保守会社へ相談する時のメモ
全体バックアップは、PTF適用、更改、障害対応、災害対策とセットで相談されることが多い作業です。IBM iのバージョン、PTF、保存方式、媒体、BRMS有無、復元テスト履歴、停止可能時間、業務影響を整理しておくと、保守会社との会話が具体的になります。
関連ページ
関連: SAVFの中身を確認してから復元判断をしたい場合は、DSPSAVFでSAVFの中身を確認するポイント で、保存日時、保存元、対象オブジェクト、復元先、容量影響を確認してください。

