AS400装置が使えない時の確認手順|VARY ON/OFF・端末・プリンターを安全に見る

AS400 / IBM iで端末、プリンター、テープ装置が使えない時は、すぐVARY OFF/ONするのではなく、対象装置、利用者、関連ジョブ、メッセージ、通信経路を確認します。VARY表示がONに戻っても、ライター、媒体、ネットワークなどの原因が残っていれば復旧ではありません。

VARY操作までの確認順

順番確認すること判断
1. 対象特定装置名、種類、接続元、利用部署、設置場所似た名前の別装置ではないか確認する
2. 利用状況利用者、関連ジョブ、ライター、処理中スプール利用中なら停止方法を業務担当と決める
3. 状態・証跡装置状態、QSYSOPR、装置メッセージ、発生時刻操作前の状態とメッセージを残す
4. 原因分離装置、コントローラー、回線、PC、プリンター、媒体VARY操作で直る範囲かを判断する
5. 操作・確認承認、実施者、操作時刻、再接続・テスト出力状態表示だけで復旧完了にしない

装置別に止める条件を分ける

対象先に見る情報操作を止める条件再開後の確認
5250端末装置名、利用者、接続元、関連ジョブ利用中ジョブがある、対象を特定できない再接続、サインオン、業務画面
プリンター装置名、ライター、OUTQ、処理中スプール印刷中、再印刷条件が未確認、利用部署へ未連絡ライター、保留スプール、テスト印刷
テープ装置装置状態、媒体、使用中ジョブ、保存・復元手順保存・復元中、媒体を特定できない装置認識、媒体、対象ジョブ、メッセージ

VARY OFF/ONで変わることと変わらないこと

VARY OFFは対象の構成記述を使用不可にし、VARY ONは使用可能な状態へ戻す操作です。利用者の作業、印刷、保存・復元ジョブへ影響する場合があります。一方、PC側設定、LAN、物理ケーブル、プリンター本体、媒体不良などの原因は、VARY操作だけでは解消しません。

  • 5250接続だけ失敗する場合はPC・ACS・ネットワーク側も確認する
  • 帳票だけ出ない場合はOUTQ、ライター、保留スプールを確認する
  • テープ装置では媒体、保存・復元ジョブ、応答メッセージを確認する
  • 同じ時刻・部署で再発する場合は通信経路と運用条件を確認する

強制操作が必要な場合の記録

利用ジョブの終了を待てず強制的な操作が必要な場合は、対象装置、業務影響、再送・再印刷の要否、戻し方、承認者を先に確認します。操作後は、操作前後の状態、メッセージ、時刻、実施者、テスト結果、再発の有無を残します。

症状別の確認例

5250端末だけ接続できない

同じ部署の別端末が接続できるかを確認し、PC固有か、利用者IDか、装置記述か、ネットワーク全体かを分けます。装置名を特定できないまま別端末をVARY OFFしないよう、サインオン画面、接続定義、利用場所を照合します。

プリンターだけ帳票が出ない

装置状態だけでなく、対象スプール、OUTQ、ライター、保留状態、メッセージを確認します。VARY ON後はテスト印刷だけでなく、処理中だった帳票を再印刷するか、二重出力を避けるかを業務担当者と決めます。

テープ装置でバックアップが止まった

保存ジョブが媒体交換や応答待ちになっていないか、装置が使用中ではないか、媒体と装置が手順どおりかを確認します。保存・復元中に装置を切り替えると結果を追えなくなるため、ジョブとQSYSOPRメッセージを確認してから判断します。

復旧後に再発原因を残す

一度復旧しても、同じ装置、同じ時間帯、同じ部署で再発する場合は、発生条件を一覧にします。装置名、利用者、関連ジョブ、メッセージID、通信経路、プリンター・媒体側の状態、直前変更を残せば、単なるVARY操作ではなく原因調査へ進めます。

よくある誤判断

誤判断不足している確認正しい完了条件
ON表示だから復旧した利用者の再接続、印刷、媒体認識実際の業務操作まで確認する
装置が原因だと決めたPC、LAN、コントローラー、ライターどの区間まで正常かを分ける
再起動すればよい処理中ジョブ、再送、二重印刷影響と再開方法を決めてから操作する
前回と同じ障害だメッセージID、時刻、直前変更今回の証跡で原因候補を確認する

障害記録に残す項目

  • 装置名、装置種類、設置場所、利用部署
  • 発生時刻、最初に気づいた人、業務への影響
  • 操作前後の状態、関連ジョブ、ライター、メッセージID
  • 実施した操作、承認者、再接続・テスト出力の結果
  • 再送・再印刷・媒体交換の有無と重複確認
  • 再発時に確認する通信経路、装置、時間帯

関連する確認手順

仕様確認: IBM公式の構成記述オン・オフ手順