AS400若手エンジニア育成カリキュラム|IBM i保守を引き継ぐ学習順

AS400 / IBM i保守を若手へ引き継ぐ時、最初からRPGやCLの細かい文法を教えると挫折しやすくなります。現場で必要なのは、画面操作、ライブラリ、ジョブ、ジョブログ、スプール、業務の流れ、影響調査を順番に理解することです。

若手エンジニア育成では、「AS400を知っている人を増やす」だけでなく、「障害時に調べ始められる人」「業務担当者と会話できる人」を増やすことを目標にします。

6か月の育成カリキュラム

期間学ぶこと到達目標
1か月目5250、ライブラリ、オブジェクト、基本コマンド画面と用語に慣れる
2か月目ジョブ、ジョブログ、スプール、MSGW障害時の入口を見られる
3か月目夜間バッチ、QSYSOPR、日次監視運用確認を担当できる
4か月目RPG/CLの読み方、DSPPGMREF影響調査の流れを理解する
5か月目販売、在庫、出荷、請求など業務理解業務担当者と会話できる
6か月目AI活用、資料化、テスト観点調査と引き継ぎ資料を作れる

若手に最初に持たせるチェックリスト

  • ログインできない時に見る場所
  • ジョブが止まった時に見るジョブログ
  • 帳票が出ない時のWRKSPLFとOUTQ
  • MSGWが出た時に勝手に返信しないルール
  • RPG/CLを読む前に業務担当へ聞くこと
  • AIへ貼る前にマスキングする情報

学習の入口は AS400初心者向け学習ロードマップ、人材不足への全体対策は AS400保守の人材不足対策も合わせて確認してください。

AIを研修に使う時の注意

CodexやAIは、若手がジョブログやRPG/CLを理解する補助に向いています。処理概要、用語説明、テスト観点、質問リストを作る用途では効果があります。ただし、機密情報や実データは必ずマスキングし、AI回答をそのまま本番判断に使わないルールが必要です。

社内研修として安全に進めたい場合は、AS400 / IBM i 現場向けCodex実戦研修も参考にしてください。

まとめ

AS400若手エンジニア育成は、5250、運用、ジョブログ、RPG/CL、業務理解、AI活用の順番で進めると定着しやすくなります。文法だけでなく、現場で調べ、説明し、引き継げる人を育てることが大切です。