AS400 DSPOBJD・WRKOBJの確認ポイント|CPF2105とオブジェクト未検出を調べる

AS400 / IBM i で「オブジェクトが見つからない」「ライブラリにはあるはずなのに実行できない」「CPF2105のようなメッセージが出る」という時は、DSPOBJD、WRKOBJ、ライブラリリスト、権限、オブジェクトタイプを分けて確認します。

この記事では、DSPOBJDとWRKOBJを入口に、対象オブジェクトの存在、ライブラリ、タイプ、所有者、権限、最終変更日を確認する流れを整理します。

最初に確認すること

  • ライブラリ名とオブジェクト名が正しいか
  • オブジェクトタイプが *FILE、*PGM、*SRVPGM、*DTAARA などで合っているか
  • DSPOBJDで存在、所有者、作成日、変更日を確認したか
  • WRKOBJで同名オブジェクトが複数ライブラリにないか
  • 実行ジョブのライブラリリストと権限を確認したか

DSPOBJDで見るポイント

DSPOBJDは、オブジェクトの属性を確認する入口です。対象がファイルなのかプログラムなのか、どのライブラリにあるのか、所有者や最終変更日が想定と合っているかを見ます。改修後に古いライブラリを見ていた、テスト環境と本番環境で別オブジェクトを見ていた、という事故もここで気づけます。

CPF2105や見つからない系の切り分け

CPF2105のような見つからない系のメッセージでは、オブジェクト名だけでなく、ライブラリ、ライブラリリスト、オブジェクトタイプ、権限を確認します。*LIBL指定で実行している場合は、ジョブごとのライブラリリストが原因になることがあります。

ライブラリリストの確認は AS400ライブラリの確認方法、CPF系全体は AS400メッセージID・エラーコード索引 を確認してください。

調査メモに残す内容

  • 対象オブジェクト名、ライブラリ名、オブジェクトタイプ
  • DSPOBJDで見た所有者、作成日、変更日
  • WRKOBJで見えた同名オブジェクトの有無
  • 実行ジョブ、実行ユーザー、ライブラリリスト
  • 直前の変更、リストア、コンパイル、ライブラリ切替

AS400のオブジェクト調査は、名前だけを見ると迷いやすくなります。DSPOBJD、WRKOBJ、DSPLIBL、ジョブログを組み合わせて、どの環境の何を見ているかをそろえることが近道です。

CPF2105はライブラリリストと権限も疑う

CPF2105やオブジェクト未検出は、単にオブジェクトが存在しないだけでなく、ライブラリリスト、権限、ジョブ環境、リストア漏れ、別環境への接続違いが原因になることがあります。DSPOBJDやWRKOBJで存在を確認したら、ジョブのライブラリリスト、権限、直近の移送・復元作業も合わせて確認します。

復元後に見つからない場合は復元系コマンドの注意点、権限が疑わしい場合は権限確認チェックリスト、本番影響がある場合は本番障害の初動対応へ進んでください。