GO SAVE後に残すべき復旧証跡
GO SAVE オプション21は全体バックアップの入口ですが、作業完了後に「どこへ、何を、いつ、誰が、どのメッセージで完了したか」を残して初めて復旧材料になります。
月次・年次の保守確認では、GO SAVEの結果、BRMS(バックアップ・復旧・媒体管理機能)管理、復元テスト、障害時の復旧順を合わせて確認します。
GO SAVE後に確認しておきたい証跡
GO SAVEや全体バックアップは、実行しただけでは安心できません。どの媒体に保存したか、エラーや警告がなかったか、復元テストをいつ行うかまで残しておく必要があります。保守担当が変わる現場では、証跡の置き場所と確認者を決めておくと引き継ぎが楽になります。
- 保存日時、媒体、担当者、完了メッセージを残す
- エラーや警告が出た場合はジョブログを保存する
- 年次や更改前に復元テストの予定を確認する
オプション21前に確認すること
GO SAVEのオプション21は、全体バックアップとして使われることが多い一方で、業務停止や保存装置、媒体、復旧手順の確認が必要です。実行できるかどうかだけでなく、戻せるかどうか、保存結果を後から説明できるかを重視します。
- バックアップ対象と除外対象を確認する
- 実行時間帯と業務停止の合意を確認する
- 媒体、仮想テープ、保存先容量を確認する
- 保存後のログとエラー有無を確認する
- 復旧テストや手順書の所在を確認する
バックアップは「取ったつもり」が一番危険です。保存完了メッセージ、保存ログ、媒体情報、実施日時、担当者を残しておくと、障害時や監査時に説明しやすくなります。古い手順をそのまま使っている場合は、装置構成や保存先が現在の環境に合っているかも確認します。
GO SAVEオプション21は実行前後の証跡が重要
GO SAVEのオプション21はシステム全体に関わる作業なので、コマンド実行そのものより準備と記録が重要です。作業時間、利用者停止、媒体や保管先、直前の異常メッセージ、バックアップ対象、復旧時に必要な手順を事前に確認します。
作業後は、正常終了メッセージ、保存ログ、媒体ラベル、保管場所、次回復旧テストの予定を残します。バックアップは取っただけでは安心できず、復元できる形で管理されているかが大事です。定期作業として属人化している場合は、作業者が変わっても同じ確認ができるチェックリストにしておくと安全です。
バックアップ前後で残すべき証跡
GO SAVE オプション21は「実行したか」だけでは不十分です。復旧が必要になった時に、どの日時のバックアップで、どの範囲が保存され、どのメッセージが出て、媒体や保存先がどこにあるのかを追える状態にしておく必要があります。特に担当者交代がある現場では、保存結果の画面メモやジョブログ確認まで残しておくと安心です。
- 実行日時、開始者、対象システム、停止範囲を記録する
- 保存先、媒体、世代、保管場所を明記する
- 完了メッセージだけでなく、警告やスキップの有無を確認する
- 復元手順書と実際のバックアップ世代が対応しているかを見る
- 夜間バッチや外部連携の停止・再開も同じ作業記録に残す
停止範囲を確認する時は サブシステム停止・開始の確認ポイント、復旧観点は バックアップ・復旧証跡の確認 も合わせて確認してください。
GO SAVEオプション21の作業計画例
オプション21は全体保存のため、業務停止、媒体、終了後の再開まで一つの保守作業として計画します。
| 確認点 | 確認内容 | 判断 |
|---|---|---|
| 事前 | 保守時間、必要権限、媒体容量、IASP、遠隔操作条件を確認する | 制限状態へ入る前に未完了業務を止める |
| 実行 | コンソール、QSYSOPR、媒体交換、応答メッセージの担当を決める | 無人実行の応答条件を事前検証する |
| 事後 | 各保存処理の完了・警告、媒体、世代、サブシステム再開を確認する | HMCやVIOSなど別途必要なバックアップを混同しない |
IBM公式資料では、オプション21はシステムを制限状態にして全体を保存します。保存完了の確認には、単一の終了画面だけでなく、関連する完了・警告メッセージを使います。
仕様確認: IBM公式のGO SAVEオプション21手順